9821でHHKを使いたい!


動機

 わが愛機、メインマシンとして活躍中のPC-9821Xa10K8Z君。
 NECの名機(だと俺は思う)だ。
 だが、やっぱりスペックが古すぎて、現代ではちょっとつらくなってきている。
 まあ、エディタは楽々動くし、ATOK11やMS-IME98なんかは充分に使えるので、文章主体の俺にはこれでも事足りてはいる。
 それでも動画を見たいとか、MP3を聞きたいなんてときにはちょっと困る。  Mpeg1クラスならなんとか見れるけど、Mpeg4はもう無理無理。一分に一回画面が切り替わるだけという始末。
 せめてMP3、とも思うけど、Win98SEにOSを入れ替えてから重くなったのか、他のアプリケーションを同時に使うと、自動でリミックス音楽になってしまう。
 実際リミックス音楽を聴いてみると、どこがリミックスでどこが音飛びなのか判別つかなかったり。
 そんなわけで、新しいマシンを導入し、98はFreeBSDを入れてサーバとかセカンドマシンにでも、と思っていた。
 だけど、問題はキーボードとマウス。
 2セットもキーボードやマウスを置くのは非常にめんどくさい。
 じゃあ、切り替え機でも使ってみたらどうだ、と思い立ったが、98とATを切り替えられるような機械はお値段が高くて手が出ない。
 そこで思いついたのがUSBならどうかということ。
 どうやらFreeBSDでもUSBキーボードくらい動いてるみたいだし、今入ってるOSはWin98だ。
 USBを使わない手はない。

準備

 まずはUSBボード。
 これはアキバで2000円で売ってるルーセントチップが載ってるノーブランド。
 とりあえずスクロールマウスなんぞつけてみたら、あっさり動いた。
 スクロールマウスのほとんどない9821ではうれしいことだ。
 実はUSB導入のもっとも大きな動機はこれにあったりする。
 そして本題のキーボード。
 ロジテックのえるごなキーボードにもひかれたのだけど、CtrlキーがAの横に無いので、キーの入れ替えが効かない98では却下。
 FreeBSDならXの設定で何とかなるんだろうけどね。
 それでいてキータッチがいいものというと、タイトルのとおりHappyHackingKeyboardしか無かった。
 PS/2なのでUSB変換のためにオーディオテクニカのATC-USBPS2を購入。

実行、そして結果

 さっそく接続してみると、どうもキーボードの刻印と入力文字が一致しない。
 特に記号なんかわけわか。
 しかもXFERとNFERが使えない。
 普通なら変換・無変換キーがXFRE/NFERになる。  HHKでは、コマンドキーっていうのかな、菱形のキーが変換、無変換として使えるようなので、安心していたんだけど。
 PFUのページに行ってみると、どうやらWin9xで変換・無変換を使うには、別途ドライバが必要らしい。
 とりあえず入れてみると、変換・無変換は使えないものの、刻印とキー入力が見事一致してくれた。
 右上のチルダと、右Altキーがつかえないまんまだけどしょうがないか。
 しかし、XFERでIMEを呼び出す9821のWin9xでは、このままだとかなり不便。
 そこでそのドライバのあるページからリンクされていたKeymacsというソフト*1を入れてみた。
 ちょうどPC-UNIXとEmacsのキーバインドになれてきたところだったので、早速導入。
 IME呼び出しが楽そうなKeymacs+を入れてみた。
 するとATOK11ではうまく機能してくれない。
 しょうがないので、MS-IME98をATOKキーバインドで使用。
 うむ、うまくいってる。
 と、思ったら、効かなくなった。
 ううん、何だろうなぁ。
 効いたり効かなかったりするならATOKでも同じ事だな。
 使い慣れたATOKにしよう。  ついでにCtrl+Returnで半角入力モードにキーバインド。
 Keymacsは便利すぎなのでこのままにしておこうっと。

2001-10-25追記

 先日、親切な方からメールをいただいて、keymacsの在処が変わってる事を教えてくれた。
http://nogu.org/に移動してるとの由。なお、教えてくださった大石さんは、自分でもxkeymacsというソフトを作ってらっしゃるとのこと。URIはhttp://www.cam.hi-ho.ne.jp/oishi/
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