ぽけびでメール!


 さて、狐志庵は3週間ほど単位取るために家を離れるので、しばしチャット・ウェブ更新など出来ないであろう事明白。
 せめてメールくらいなんとかしたいなぁと、PocketBSDにメール環境を整えることにした。
 今まで日記書いたりするだけで、ネット環境は整えてなかったんだよね。
 お遊びでlynx入れてウェブブラウジングなんぞしたくらいで。
 そのうちPPPについてもここに書いておこうかな。
 PocketBSDは初期のモバイルギアで動作するOSであるから、当然マシン性能は低い。
 486互換CPUに、メモリは2M(実際は内蔵フラッシュメモリ2Mもメインメモリとして使用するので4M)しかない。
 エディタも標準オプションでMuleを入れられるのだけど、これだけでも重いスギなのでNemacsを入れている。
 となると、PC-UNIXの世界ではメジャーなMewが入らない。
 古いMewはNemacsでも動くという話があったような気がするのだけど、再確認できないし、Mewのftpサイトで一番古いMewを拾ってきても、MakefileのEMACS =の所にNemacsが無いので、あきらめた。
 そこでMGLIBからたどってNemacs+mh-e+mh+smpost+popclientのメール環境構築法を見つけ、それに倣ってみることにした。  最初この組み合わせを見たときは驚いた。
 だって、メーラーなんてウィンドウズだったら一つですむのに、なんでこんなにいろんなソフトが必要なのやら。
 どうやら、メールを受信するソフトと送信するソフトと読み書きするソフトを別々にそろえなくちゃならないらしい。
 popclientが受信ソフトで、smpostが送信ソフト、んでもってmhが読み書きソフトでNemacs上で動くmh-eがmhのフロントエンドっていうのかな、とにかく便利にmhを使うソフトって事らしい。
 popclientは後継のfetchmailってのが出てるそうだけど、まあモバギという特殊な環境だから、動作実績のあるもののほうが何かと安心のような気がする。
 今回は人柱してる時間もないしね。
 んで、その環境構築法のページとはここ
 今回使わせていただくsmpostの作者のサイトだ。
 smpostの最新版にはモバギの環境に合わせて修正されたmh-eもついている。
 Nemacsはミニパッケージがあるし、別途用意しなきゃならないのはpopclientだけ。
 2.2.8用のパッケージは最近あんまり見ないけど、ftp://core.ring.gr.jp/などにけっこう置いてある。
 狐志庵は手元の2.2.8のCDからゲット。
 だいたいのことはsmpost作者のページに書いてあるし、ゲットしてきたパッケージの中に詳しく書いてあるから、注意点だけ。
 手抜きだって? いいじゃないの、ここは狐志庵の設定メモのサイトなんだから。
 あ、パッケージといってもsmpostのパッケージはpkg_addではインストールできない。
 tarで解凍して、中身のドキュメントに従ってインストールする。
 まず狐志庵の環境と違うのが、そのページに書いてある環境構築はFreeBSD2.2.5ベースのPocketBSDであること。
 狐志庵は2.2.8ベースのPocketBSDを使用している。
 これは、単に2.2.5ベースが狐志庵の所有するコンパクトフラッシュをサポートしてなかっただけ。  基本的に、どれもちゃんと動いている。
 今のところ再コンパイルの必要はない。
 ただ、install.shとuser.shの実行だが、これらのファイルをフルパスで指定しないと実行されなかったことと、Nemacsのlispディレクトリに相違があったことに注意。
 viでinstall.shとuser.shを開き、
/usr/local/share/nemacs/lisp/
 となっているところを、
/usr/local/lib/emacs/lisp/
 に変えておく。
 これはどうして違うのかわからないが、OSのバージョンの問題だろうか。
 あと、ja-mhのミニパッケージをインストールしたのだけど、一部削られてるファイルをインストールしようとしてエラーが出ていた。
 これはとくに問題ないらしい。
 ちゃんと動いてるからね。
 あとは.cshrcと.emacsに追加されたmh-eやpopclientの設定を修正。
 このへんはただのfrom行やメールサーバの設定だけだから問題ない。
 ちょっとわかりにくいのが.cshrcの一番下の一行。
 狐志庵はこうしてみた。
#alias pop	popclient -3 -k -u login -p password $mail mail.hoge.ne.jp
	→alias pop popclient -3 -k -u username -o $mail my.host.name
 このloginがログインネームだということに気付くのに、時間がかかった。
 結局FreeBSD2.2.8が入ってるノートパソコンにモバギと同じ環境を構築した上でman popclientして確認。
 PocketBSDは容量節約のため、man関係は入ってないからね。
 パスワードの設定を削ってるのは、いちおうセキュリティのため。
 気休めね、気休め。
 あとはsmpost付属のドキュメントを読めばわかる感じ。
 非常に親切に書かれているので、狐志庵のようなド素人でも設定できた。
 早速メールを読み込んだり、書いたりしてみる。
 ううん、ちょっと操作系がわかりにくいし、既読未読の違いもわからない。
 でも、ちゃんとpopclientは手元にあるメールは拾ってこないし、-kオプション付きのエイリアスを設定してるのでメールはサーバに残してくれる。
 これを持ち歩けるんだから、便利なもんだ。
 Nemacs上のメーラーだから、いつものキーバインドが使えるしね。
 さて、残りの課題はprocmailによるメールのフォルダ分け。
 これがわからん、、、、

戻る
Back to HOME