2007年11月07日(水) [過去の今日]
#1 「非モテ」「童貞」がどんだけの男女を無気力にさせてるか少しは考えろ
もう生きる事に疲れた。非モテが、承認欲求が、スクールカーストが、って言い訳めいた言葉がついた時点で私はそんな文章は読む気がしない。もう疲れた。お前らの首には首輪が嵌ってるんじゃないか。表現するなら人生の「業」でいいだろ。
とかパロディ文章を考えついたのだが、元ネタが長文でここらへんであっさり頓挫。
ネタ元は 「子供が産まれて感動した」「おめでとう!」…がどんだけの男女を無気力にさせているか少しは考えろ という記事。
ある個人史の終焉 という記事に対する反応なのだが、まあなんともやるせないこと。 よく見ると そのはてなブックマークコメント にも似たような反応がちらほら。
要するに「俺は結婚して子供を残す可能性なんて無いんだよ、幸せそうな面みせんじゃねえよ!」ということらしい。
ここまでこじらせてるとどうしょうもないとは思うんだが、そういうひがみ妬みの類を見せ付けられて胸糞悪くなる人間もいるのは認識してるのかね。それとも自分の事は棚にあげて「嫌なら見なきゃいいだろ」とか言いだす?
ま、俺はどっちも「嫌なら見るな」で済ませていいと思うけどね。
長らくこうやって文章をネットに書き連ねて来たおかげで、他人も自分も不幸にしたがる人、というのが存在するのは認識している。理解はできないけどね。
こういう恋愛問題、男女問題にはちょっと興味はあるので考察を続けているのだが、今のところアウトプットになりそうなところまでは至ってない。
俺はスクールカーストで言えばおそらくアウトカーストだったろうし、非モテもモテもどちらも体験したことがあるといえばある。どっぷり浸かったりはしてないけどね。
だから多少は気持ちもわからなくもないし、彼らないし彼女らがネットで自分の非モテっぷりや陰鬱な苦悩を語ることにとやかく言うつもりもない。
けどねえ、人を攻撃し始めたら話は別だよ。お前らのどろどろねっとりした感情を幸せな人にぶつけにいくなよ、わざわざ。
あたりまえのことをはっきり言うが、不幸になるのは幸せになるよりずっと簡単なことなんだ。
彼らはお前らが思ってる程簡単に幸せになったわけじゃない。生まれつきの容姿 *1 や育った環境だけで幸せになれる程、人生は甘いもんじゃない。
一組の男女が触れ合い、共に人生を歩む決意をし、子供をもうけるという事が、どれほどの覚悟と努力と血と汗と苦悩を伴うか、考えたことがあるか?
そりゃ恋愛するだけならたいしたことじゃないかもしれない。でも結婚と出産は全然違うものだ。
お金もかかる。自分の人生が、自分だけのものじゃなくなる。子供たちのために、あと20年は生きないといけない。それまで学費や生活費を稼がないといけない。稼いだお金は、配偶者や子供のために使う。漫画一冊買うのもためらうようになる。
生活に疲れる。朝から晩まで、気の休まる日なんて無い。子供はどうしたって手がかかる。ちょっとテレビに見入ってたら、がしゃーんという何か壊した音で我に帰るなんてこと、一度は経験するものじゃないだろうか。簡単なことで怪我したり死んだりするのが子供というものだ。ホントに目が離せない。一緒に起きて一緒に寝るしかない。
先行きも不安になる。今の子供たちは今の社会で生きるのではなく、10年後20年後の社会で生きる。先のことまで考えて、今どうしたらいいのか考える。誰も正しい答えなんて教えてくれない。自分で考え、判断するしか無い。
どうしたら子供を幸せにできるだろうか。どうしたら自分も幸せでい続けられるだろうか。
そのためにみんな必死で考え、生きている。時には理不尽な何かと戦わなきゃいけないこともある。多かれ少なかれ、「無理して生きる」ことが必要になる。
子供を産むということは、とんでもなく苛烈なストレスに晒されるのだ。 *2
それをF1で戦う力も無い草レーサーが、頑張って努力してF1のスタートラインに立った奴に泥水浴びせるような真似、許されるはずがないだろう。どんなことがあっても正当化できないことだ。
お前が不幸になるのは勝手だ。それはお前一人の人生だ。
だが子を持つ人間の人生は、そいつ一人の人生じゃない。親になるということは、子供の数だけ他人の人生を背負うということなんだ。
だからこそ、結婚相手は慎重に選ぶ。一緒に子供たちの人生を背負ってくれるパートナーを探す事なんだから。恋愛はその前哨戦だ。
そんなひがみやねたみで他人を攻撃するような奴が、そこで戦うことなんて許されるわけがないだろう。そんなところはとっくの昔に通りすぎた奴だけが戦ってるんだよ。
別にお前も戦えとは言わん。だが戦ってる人間の邪魔をするな。
お前らにはお前らの苦しみがある。それはわかる。それと比較してどうこうと言うつもりはない。
だが「背負ってるものが違う」ことだけは忘れるな。
幸せな人間は、そこに至るまでにそれなりの努力と戦いを経て来てるということを、どうか忘れないで欲しい。
幸せは天からふって来やしないのだ。
(@210)
@ 追記:けれども不幸は天からふってくる:
過去ログ嫁ゆわれたので読んでみた。全部は無理だけども、ざっとあるキーワードで検索して1〜2年分くらい。んで状況と背景はだいたい把握した。
単なる非モテじゃないのはわかった。ちと言いすぎたかもしらん。
けどやっぱ他人攻撃しちゃダメだよ。自分が理不尽な目にあったからって他人まで理不尽な目にあわせるこたーない。程度の釣り合いじゃなくてね。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いというように、ある面を猛烈に嫌うと同属や関連まで嫌いになるという現象があるのは認識している。 嫌韓問題 なんかが最近では目立った例だわな。
でも実際にはそんな単純じゃない。
当人の苦しみなんてのはどうあがいたって他人には理解できないものだ。「せめて死なせてくれ」と思う神経系の不治の病にかかった患者と、「せめてあと1日生きていたい」と思う肉体系の不治の病にかかった患者の苦しみは、比較することもお互いに理解することもできやしない。
けどね、お互い尊重しあうことはできると思うんだ。
だからどうしろと言うわけでもないけども、個人攻撃さえしないで自分のサイトで苦しみを吐露してる分には全然かまわないんじゃないか。それで一時でも苦しみが和らぐならば、どんどんやればいい。
形はいろいろだろうけど、とりあえずみんな幸せを目指して生きていこうよ。その命がある限りは。
@ 追記2:勘違いしてる人もいるようなので:
俺が既婚子持ちだったらこんな記事恥ずかしくて書いてられるか。ただの苦労自慢になっちゃうじゃん。
あいつらはスゲエんだよって話だ。身近にいて一緒に暮らしたりもしたから、体験も入ってなくは無いけども。