2007年11月06日(火) [過去の今日]
#1 Googleの携帯電話OSの無償提供は、日本メーカーにこそチャンス
Googleほか34社、オープン携帯プラットフォーム「Android」を発表 という記事。
通話中に広告が入る無料携帯電話という解釈で語れて来たgPhoneだが、その正体はOSだったとのことでちょっとがっくり。
でもこれはすごいよ。なんといってもOSとツール類を全部提供しちゃうわけでしょ。メーカーはハードウェアだけ作ればいい。
ということは、だよ。 ハードウェアに強いメーカーが生き残るということかもしれないじゃないか。
そう、ハードウェアに強くてソフトウェアに滅法弱い日本メーカーにとってはまさ救世主となるんではなかろうか。
NTTドコモが先日発表した905iシリーズはすべてGSM対応だというし、ガラパゴス化してる日本の携帯電話市場を打破しようという動きは見られる。そしてなによりこのGoogleの新OSには NTT DoCoMo自身も支持派パートナーに上がっている のだ。
日本のメーカーの名前があがってないのは不安を感じるが、間違いなくこれは日本のチャンス。 携帯電話開発現場の現状の悲惨さ がうったえられるようになって久しい。確かに日本のソフトウェア開発には問題がある。いまこそGoogleのやり方やGoogleのコードを目の当たりにしながら開発するチャンスだ。
苦手なソフトウェアをGoogleにサポートしてもらいながら、日本メーカーお得意のハードで勝負。そしてGoogleの開発手法を学んでソフトウェアでもレベルの底上げを目指せる。
多少時間はかかるかもしれないが、そうやって日本の携帯電話が、ソフトウェアが、国際市場で戦えるものになっていく。そういう好機であると、俺は思う。
・参考リンク
gPhone雑感:「モバイル・プラットフォーム戦国時代」の幕開けだ
Google、携帯向けオープンプラットフォーム「Android」発表――33社が参加
「グーグル携帯電話」の概要が判明、ドコモやKDDIなど34社が参加し携帯電話のオープン・プラットフォーム「Android」を開発へ
ベールを脱いだグーグルの携帯電話プラットフォーム「Android」
Google、携帯向けオープンプラットフォーム「Android」発表――33社が参加
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