2007年10月30日(火) [過去の今日]
#1 防衛省も「サイバーナイト」って言ってもわからんから「ガンダム」なんだろなあ
防衛省技術研究本部、「ガンダムの実現に向けて」という展示をシンポジウムで予定…Zの「ファンネル」似の兵器研究も という記事。
まあ「ガンダム」ってのは「モビルスーツ」なわけで、巨大ロボットというわけじゃないんだよな。あくまで「スーツ」、搭乗じゃなく着用。
そういう意味では「サイバーナイト」の方がずっと防衛省が目指してるものに近いというか、まあそのものだろうな。
サイバーナイト ってのはSF RPGで、その企画のひとつとして小説が何冊か出てるって代物。そのうちの最初の1巻である サイバーナイト―ドキュメント 戦士たちの肖像 はなかなかおもしろかった覚えがある。
ドキュメンタリー風に宇宙時代の傭兵を描いたSF作品なのだが、彼等が着用してるスーツってのが、もう完全にロボット。マスタスレイブシステムで人間の筋肉の動きをトレースしてそのロボットが動くように作られてる「戦闘服」なんだな。
そういう装甲にもなる戦闘服ってのはSFに出てくる兵器の中でも一番実現性高いんじゃないだろうか。要求上も決して低くないだろうしな。うまく小型化できれば、せいぜい全高2メートル半とかになるだろうし、それくらいの大きさならあちこち入れるだろうし。巨大ロボットなんかより全然便利。
惜しむらくはそういう機械をイメージする言葉として「ガンダム」にならざるを得なかったあたりかねえ。他にメジャーなアニメなりなんなりあってもよかったと思うのだが。
そしたらみんなもっとイメージしやすかったろうに。
(@126)