2007年09月30日(日) [過去の今日]
#1 何かに勝とうと思ったら、バカになる努力が必要なんだ
その昔、ネットにはいろんな論争があった。「ホームページ」という言葉の意味に関する論争、正しいHTMLに関する論争、ハッカーとクラッカーの違い、etc, etc, etc...
そういう論争をしてると必ず現れるのが、
「もう一般に広まっちゃった以上はどうしょうもないでしょ。言葉の意味なんて変化するもんなんだし、諦めたら?」
という感じの言説。
これがいかに意味の無いものだったか、今となってはよくわかる。
マスメディアは「ホームページ」という言葉を使う事が少なくなって来た。Googleの登場により正しいHTMLは利益があることだとみんなが認識し始めた。life hackという言葉の広がりが、hackの本来の意味を広め始めている。
こざかしい言葉に意味は無かった。意味があったのは、ホームページが何を指すかという文書、正しいHTMLの考え方を示したサイト、hackの意味を伝えていたページ。
これらは諦めなかった人達の足跡だ。彼らの積み上げて来たものが、今になって花開いている。
賢い者は争わない。しかし、争わない者に勝利は無い。
つまり、何かに勝とうと思ったら、ある程度 バカになる努力が必要だということだ。
そういえばそうだ。YouTubeだって動画を無尽蔵に配信するシステムじゃないか。あんなものバカにならなきゃ、おっそろしくてやってられん。ニコニコ動画だって、最初は賢くYouTubeの映像を利用していたが、おもいきってバカになって動画配信も始めたからこそ、今の成功がある。
新しいものを生み出す力は、バカの力。バカには賢さはない。あるのはただ、情熱だけだ。
(@988)