狐の王国


2007年08月08日(水) [過去の今日]

#1 ブログのコメント欄はたいてい匿名発言 = リスクは2chと同等

周囲にあんまりコメント欄を付けろ付けろ言われるので、改めてコメント欄について考えてみたのだが、どうしてもネガティブな結論しか出てこない。

過去の議論を探してみると、 そもそも他人のブログのコメント欄では誰もが「匿名」かもしれない という記事が見つかった。

そう、考えてみれば他人のブログのコメント欄なんて、そのブログサービスのアカウントでも持ってなければ匿名発言にしかならない。URLやメールアドレスを書いたところで、なりすましの可能性を否定するのは難しい。

ようするに、コメント欄を解放するのは2chを運営するのとたいして変わりはない、ということだ。

どうもコメント欄を付けろと言われることに違和感を感じ続けて来たのだが、ここにきてその正体がようやくわかった。コメント欄を付けろと要求するのは、「お前のサイトでなりすましや匿名発言をさせろ」と言ってるのと等しいのだ。

それならまだトラックバックのほうが付けるモチベーションはあるというもの。こっちはspamが巧妙化してるので、それ相応の対策が必要になるけどね。

解決法としては、認証APIを用いて誰の発言か明確にすることが考えられるが、これも結局アカウントがブログサービス依存であったり、相互乗り入れがほとんど行われてないのでいくつものアカウントが必要であったり、サービスによってはアカウントが無尽蔵に作れてしまったりと、問題が多い。

そもそも匿名の人間を匿名と意識させなければよい、という考え方もある。つまり、以下のようにする。

  1. 書き込み元のIPアドレス及びホストネームは表示する
  2. cookieを用いてトラッキングIDを表示する
  3. proxy経由の書き込みは検出し、弾く

さらにはてなかtypekeyの認証APIを用い、spam防止にPOSTリクエストにBASIC認証を……までやるとやりすぎか。せいぜい認証APIだな。

ここまでやれば2ch並のリスクは背負わなくて済むかもしれない。

(@127)

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Sugano "狐志庵" Yoshihisa(E) @ 美紗緒ネットワーク <koshian@misao.gr.jp>
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