狐の王国


2007年07月14日() [過去の今日]

#1 ガンダム好きにボトムズとイデオンが必須なのか?

岡田斗司夫のガンダム芸人酷評 という記事。かのオタキング岡田斗司夫がガンダム芸人は偽者だと酷評してるというお話。

土田の部屋はガンダムグッズだらけらしいが本当にガンダムが好きだったら何故ボトムズやイデオンに行かないのか、ガンダム好きならSEEDがそんなに好きなはずが無い、と言い切るオタキングはホント面白いな(´ー`)オタキングの言うように確かにリアルタイムで見てればガンダム的なものを求めてその後に続くザブングルやダンバインにも夢中になるはずだ。

はて? そうだろうか?

俺はガンダムは本放送、再放送、再々放送と見ている。本放送時は小学校にもあがってなかったのだが、印象深いお話が多かったのでよく覚えている。特にカイ・シデンとミハルのお話は、子供心にトラウマのように突き刺さった。人の死を身近に感じる恐怖は、今でも忘れられない。また、主人公がほとんど出てこない回というのも目新しく、ものすごく興奮して見てたことを覚えている。

が、その後ビデオや後続のガンダムシリーズはまったく見ていない。ボトムズもイデオンもダンバインもザブングルも見ていない。それどころか映画版すら見てなかった。

どうもガンダムの紛い物という感じがして、後続シリーズはまったく見る気になれなかったし、GガンダムやガンダムWに至ってはもはや何者だという感じ。

やはりファーストが好きだからこそ、そんなものは見たくなかったのである。

一応嫌ってばかりじゃいけないかなとΖだけは15年ほど前にビデオを借りて来て見てはみたが、そんなにおもしろいとは思わなかった。ΖΖも見ようとは思わなかった。俺はカミーユが見たいんじゃなく、アムロとシャアが見たいんだと、強く思った。WやXはちょうど暇な時期だったのでちらちらとは見てたけど、やっぱり紛い物という印象しかなかった。

そういう思いが変わったのは、ふと∀ガンダムを見てからである。

∀ガンダムはおもしろかった。素直におもしろいと思えた。そして終盤で明かされる「黒歴史」の正体。

ああ、富野はすべてのガンダムの名を冠する作品群に、これで完全に決着を付けたんだな、と思った。富野自身の失態もあったろう、手が離れて意味不明のものになっていったものもあったろう。だがそんなものはすべて黒歴史のうちの事なんだ。

そう思ったら、もう気軽にガンダムモドキたちを見ることができるようになった。0080も見た、0083も見た、ΖΖも見た、08小隊も見た。新訳Ζは映画館で見た。SEEDだって、黒歴史のうちのことと思えばどうということもない。そのうち時間を作って、VやWやGやXも見ようと思ってるし、秋から始まる00もたぶん見るだろう。

こうして俺は「ガンダム芸人」程度の知識は蓄えたガンダムファンになった。

だからボトムズにもイデオンにも行ってない。それは経路に無かった。

これは俺の事例でしかないが、そういうガンダムファンは非常に多いと思う。子供の頃夢中で見てた大好きなガンダム、大人になって続編を知り、一気に見て情熱が再燃。そういうパターンは少なくないと思うのだ。

それを後天的ガンダムファンだとか優越感ゲームされても困る。 俺たちだって、ガンダムが好きなのは変わらないと、信じたい。

(@176)

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Sugano "狐志庵" Yoshihisa(E) @ 美紗緒ネットワーク <koshian@misao.gr.jp>
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