2007年02月27日(火) [過去の今日]
#1 技術のガラパゴス諸島、ニッポン──日本が貧しくなっていく理由
なんとなく ?B を眺めていたら、 なぜiPhoneは日本で使えないの? という記事と IntelはWiMAXを促進するのか阻害するのか という記事が目に止まった。
二つの記事の共通点は、「日本の携帯電話が独自進化してるために使えない/使いにくい製品になっている」ということだ。
これを見て思い出したのが、 日本は「OSS界のガラパゴス諸島」か? という記事。ITmediaの 日本におけるOSSの幻想──OSS界のガラパゴス諸島、ニッポン という記事に対する/.-jのストーリーだ。
もしかして携帯電話に限らず、日本の技術はガラパゴス諸島のように、他の地域から隔離され始めてるのではないか?
だとしたら、輸出量が低下し、国内需要でどうにかしてることになる *1 。実際、携帯電話はほとんどそうだろう。
80年代まで、日本の製品はコンパクトで壊れにくいという評価をもらい、世界中に輸出されてきた。それが日本の高度経済成長の一因になったのは間違いないだろう。そこから国内需要だけに頼るような商売になっているなら、そりゃ内側で食い合ってるだけで儲かったりしないだろう。ますます貧乏になるだけだ。
俺は経済について詳しくもないからなんとも言えないが、やはりガラパゴス化した技術ばかりじゃ、国全体の利益にはならないだろうとは思うのである。
(@412)
*1: 経済産業省のサイトを漁ってみたのだがそれらしいデータは見つからなかった。ポインタくらい示して欲しいものだが。