2007年02月14日(水) [過去の今日]
#4 6カ国協議に見るクレーマー問題
6カ国協議が合意の方向 だそうで。 査察受け入れを重視した恰好か、それとも大統領選挙前に解決したくて焦ってたのか。どっちにしてもなんだかなあという印象。
これを見て思い出したのが、先日見た 悪質クレーマーは長期戦に持ち込め という記事。
基本的な考え方として6つの原則が書かれている。北朝鮮問題に照らしあわせてみると……
- 自分一人で判断せず、組織で対応する
- 米中露を巻き込む(成功)
- 長期戦に持ち込む
- 6カ国協議で向こうが疲弊するのを待つ(待てなかった)
- カネで解決しない
- つまり経済制裁を続け、支援は一切しないで向こうがあきらめるまで待つ(待てなかった)
- 理論武装する
- 向こうに拉致問題が解決してないという言質を取る
- 同意も反論もしない
- 「拉致問題解決してないですね」以上のことを言う必要は無い
- 特別扱いしない
- 交換条件などはいっさい出さない
というあたりだろうか。
これを逆側、つまり北朝鮮側の視点で見てみると……
- 自分一人で判断せず、組織で対応する
- 米中露を巻き込む(成功)
- 長期戦に持ち込む
- 6カ国協議で日本が折れるのをひたすら待つ
- カネで解決しない
- 人道と核でGo!
- 理論武装する
- 拉致問題解決してますよ、被害者返したでしょ?
- 同意も反論もしない
- 拉致問題について言われても同意も反論もしない。解決したの一点張り
- 特別扱いしない
- 日本を特別な国と位置づけない
なんと見事に全部成功してる。まさに教科書通り。
こうして見ると日本が負けたのも納得してしまうな。これじゃあ勝ち目が無い。 外務省はクレーマー対策に慣れたデパートで研修してくるべきではないか?
(@948)