2006年12月19日(火) [過去の今日]
#1 ごめん、それはちょっと書き方悪かった
about:configの設定 という記事。
pipelining は「1つの接続で複数のリクエストをやりとりするための手順」 従って「たくさんのリクエストを投げればその分ポートの占有時間も長くなるから迷惑」
ってのはね、もうひとつの側面があるんです。ちょっと慌てて書いてしまったのでそのへん誤解を招いたのは申し訳無い。
んっと、確かにたくさんのリクエストを投げてポートを長時間占有されるのは迷惑なんだけど、これってどっちみっち1つの接続の中の話なわけ。
つまりどういうことかというと、maxrequestsってのは「1つのページを開いたときに同時にリクエストするCSSやらJSやら画像やらの総数」なわけです。
ようするに1つのページに10個も20個も画像やらCSSやら置いとくページ構成がそもそも悪いといえば悪いわけです。
とりあえずFirefoxってかGeckoに関しては、2年前に似たような記事を書いたときに、オフィシャルバージョンではmaxrequestsの最大値は8になってることが指摘されてます(すっかり忘れててこれもごめん)。こんなとこまでいじってrebuildして使ってるユーザーはほとんどいないだろうし、Firefoxに関しては特に問題無いと思います。
もちろんFirefoxでも最大接続数をいじったりできるんだけどね。これはもちろんNG。
@ 特に迷惑を被ってる人々:
まあ素直に言うと今はmod_limitipconnあるし、クライアント側でどうこうされようともサーバ側で対処してるからどうでもいいっちゃいいわけですよ。
でもちょっと考えたらわかることだけど、mod_limitipconnで制限されると困る人ってのはいるわけ。
IRCでも指摘されたんだけど、大学や会社で何十人もの人が1つのIPアドレスをNAPTで共有してるっていうシーンは珍しくないわけ。困るのはこの人ら。
だってそうでしょう、IPアドレスあたりの接続数をサーバで制限されてたら、同時に同じサーバを見に行く人が隣に何人かいるだけで繋がらなくなっちゃう。具体的にはなかなかページが開かなかったり、503エラーがでたりする。
サーバ側としては対策せざるを得ない以上、迷惑を被るのはこういう人たちなんだよね。
(@208)